探偵になるには?

今思えば、あの面接で断っていれば現在の社畜探偵としての自分はいなかった。

別のブラック企業に勤めていたのか、それともホワイト企業に勤めていたのか、はたまた仕事は決まらずニート生活を継続していたのか。


ということで(唐突ですが)、今回は探偵事務所での面接について書いていきます。



探偵という特殊な仕事でも、「会社」の枠組みでやっているので、他の仕事に従事する上で必要な面接というプロセスを、探偵も変わらずなぞらなければなりません(個人の探偵事務所においてはわかりません)。


では、どんな面接をするのか?


それを書く前に、
そもそも探偵になるにはどうすればいいのか?
この点について簡単に説明したいと思います。


  1. ネットで「探偵 求人」と検索する
  2. 各探偵事務所のホームページ上にある採用情報から電話、もしくはメールする
  3. 面接


以上が大まかな流れになります。
では順番に説明していきたいと思います。


まず1ですが、基本的に探偵の募集は求人サイトやハローワークには載っていません。
探偵業界は入れ替わりが激しく、人員が抜けた分をその都度補充するのが一般的です。
なので各探偵事務所のホームページで探偵募集の呼びかけを通年的に行ってはいますが、実際に人を採るかどうかは状況によって変わります。

多くはホームページ上で「調査員を募集しています」と記載していますが、いざ応募してみると、「現在は調査員の募集はしていません」と返ってくることも多々あるのです。
根気よく各探偵事務所のホームページを見て、応募していくことが必要です。

ごく稀に求人サイトやハローワークで募集を行なっている場合もありますが、基本的には前述した方法で探すのが近道です。



次は2ですが、
応募する前に採用情報をしっかりと確認して下さい。

採用情報の確認は当たり前のことかもしれませんが、探偵事務所は想像以上にブラックです。
給与面、福利厚生はしっかりしているか、一般の民間企業よりも念を入れて確認して下さい。
また、法律を堂々と破っていたり、893と繋がりがあったり、詐欺まがいの調査を行っていたりする探偵事務所も数多く存在します。
ネットを活用して事前に避けられるように準備しておいてください。

僕も5、6個の探偵事務所と連絡のやり取りをしましたが、タメ口で返事が来たり、カタコトの日本語で半ギレしながら連絡してきたりと危ない香りがプンプンの探偵事務所が半分はありました。


また、採用するにあたり、研修生として自分が何万、何十万とお金を出して探偵技術を学ばせてもらうということをしている探偵事務所がありますが、

絶対にやめてください。

研修生といっても働くことに変わりはないのに、何故こっちがお金を払わなければならないのか?
探偵という、特殊な仕事の性質を利用した極めて悪質な行為です。
普通に給料を貰いながら研修生として働ける探偵事務所もあるので、間違ってもお金を払って働くことはしないでください。

探偵学校という物も存在しますが、同じ理由で絶対に行かないでください。

金と時間をドブに捨てるようなものです。

探偵といっても単なる労働者です。他の民間企業の労働者と変わりません。待遇も権利も、探偵だからといって変わることはないのです。


3については次回説明していきたいと思います。