探偵は血肉と引き換えに金を得る

今回は、探偵の仕事がどのようにキツイのかという点について書いていきたい。



まず一つ目に、拘束時間が非常に長い
調査がある日は15時間以上かかることもザラ。しかもそのほとんどが、車内待機。対象者がホテルにでも入ろうものならあっちもこっちもお泊まりコースである。探偵の仕事は8割浮気調査になるのだが、この浮気調査が相対的に時間がかかるのも困りものだ。


二つ目は、出費が多いという点。
調査にはデジカメやビデオカメラが必須となるが、これらは自腹。大手探偵事務所でも自腹らしいので、基本的にそうだと考えていいだろう。
その他にバッテリーや周辺機器、変装用の服、帽子、カバン、そして地味に財布に響くのが張り込み中の飲食代。何時間にも及ぶ調査の場合はそれだけ多くなり、ストレスからタバコの本数も増える。


最後は、不規則な生活による健康被害だろうか。
昼夜逆転の生活を強いられることが多くなるので、それだけ肉体的に負荷が大きくなる。また、何時間も車内で過ごすことになるので、エコノミー症候群の危険性も上がる。歩いての調査というのは地域差もあるだろうが、車での調査に比べて少ないので運動不足になりやすい。
かくいう僕も、時間を見つけて運動するようにしている(そんな時間は滅多にないけど)。


大きく分けるとこんなところだろうか。
あとは休みが少ないので、友人と遊ぶ機会がグンと減る、彼女に振られる、出来ない等。
探偵は世捨て人にこそ向いているかもしれない。